グループ婚活の始まり

グループ婚活の始まり

「グループ交際」とはちょっと意味合いが違うのですが、
私は二十代半ばのころ、「グループ婚活」をしていました。

 

メンバーは私より二つ上のYちゃんとMちゃん、それに当時25歳だった私。
三人とも同じ会社の同じ部署で働いており、昼休みはたいていいつも一緒に過ごしていました。

 

「この会社って出会いがないよねー」

 

ある日の昼休み、お弁当をつつきながらMちゃんがぼやきました。
「そうだね。男の人は多いけど、だいたいみんな既婚者だしね」
とYちゃん。
彼女は半年前に、結婚を意識して付き合っていた恋人と別れたばかり。
「外に出るような仕事じゃないから、取引先とどうのこうの、っていうのもないしね」
と私。こちらは彼氏いない歴二年です。

 

三人とも、それほど切実な結婚願望があったわけではありません。
しかし、「三ヶ月後に迫ってくるクリスマスを、女子オンリーのメンバーで過ごす」ことを想像すると、
ちょっと背筋が寒くなってしまったのは事実です。
妻帯者ばかりの職場に閉じ込められて、伝票や請求書と格闘する日々。週の半分は残業。
こんな毎日を送っていると、本当にこのままでは新たな出会いなんて
まったく期待できないような気がしてきました。

 

「ねぇ、今度みんなでお見合いパーティに行ってみようよ」
言い出したのはMちゃんです。
「平日の夜とか土日とか、会社の近くでも毎日のようにやってるらしいよ」
そんなMちゃんの手には、付箋を貼った街のエンタメ情報誌がしっかりと握られていました。
「えー、見せて見せて」
飛びついたのは私です。
それまでお見合いパーティというものの存在は知っていましたが、
いったいそこでどんなことをするのか、まったく見当がつかなかったのです。
「参加条件はまぁいろいろあるんだけどね……」
Mちゃん、家でしっかり予習済みの様子。
「ほら、これなんかいいんじゃないかな。『男性は名刺または社員証を掲示のこと』。
参加費がちょっと高いけどね。やっぱり相手の男の人は身元確かなほうがいいでしょ」
「私、これから電話してみるね」
いつも物静かなYちゃんが、携帯電話を握って立ち上がり、誰もいない応接室に走って行きました。
しばらくすると、
「予約取れたよー」

応接室からにこやかな笑顔でYちゃんが出てきました。

 

こうして私たち三人は、次の週の日曜日、そろってお見合いパーティに出かけることになりました。

 

お見合いパーティーデビュー

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